第10章:伊予の状勢(〜1576年)

 中伊予は古くから伊予守護・河野氏の領地だったが内紛で求心力を失っていた。東伊予は細川氏の領地であったが、戦国時代には郡代の石川氏、その家臣であった金子氏が力をつけ始めていた。南伊予では宇和郡の西薗寺氏が古くから勢力圏としている。
 このように一国を支配する者がいない上に、各地の領主は中国地方の毛利氏や九州の大友氏、土佐の一条氏と手を結んで戦ったために戦乱が続いていた。

1576年の伊予の状況
伊予の状況
UPDATE 2012年6月14日
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