中島可之助(生没年不詳)

官位・通称:可之助
 長宗我部元親の家臣。低い身分だったが、人の下につくことを嫌がり文字の上に来る『可』の字を名前につけ可之助を称した。
 1575年、元親が長男に諱をもらうため織田信長に可之助を使者として派遣した。その際、信長が
「元親は鳥無き島の蝙蝠だ」
 と元親を酷評したが、可之助は怯むことなく返した。
「信長公は蓬莱宮のカンテンなり」
 機転に感心した信長は『信』の一字を与えたという話は有名である
 可之助は『土佐物語』以外には登場しないため、存在が疑問視されている。

UPDATE 2012年7月15日
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