金子元春(生没年不詳)

官位・通称:対馬守
 金子元成の息子。金子元宅の弟。四国征伐で金子城を守ったが、毛利軍の猛攻により7月14日に落城。脱出した元春は兄・元宅の籠もる高尾城に向かったが、小早川骭i軍に囲まれて入城することができない間に落城してしまう。元春は絶望し今治の大雄寺に入り自害しようとしたが、住職・宗虎から戦死者を弔うように諭され、宗虎の弟子となる。その後、陸奥の長源寺の住職・卓眼の下で修行し、伊予に戻った。1613年、旧臣・遺族らと共に館跡に慈眼寺を建て、初代住職・関奄本徹となる。
 金子城落城の際に小早川軍によって討ち取られたとの説もある。

愛媛県新居浜市西の土居町2丁目16−47にある慈眼寺
慈眼寺
UPDATE 2010年12月28日
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