住吉神社(後醍醐天皇参拝の神社)

●住吉神社
住所:鳥取県西伯郡大山町御来屋904 (字 宮ノ前屋敷)
駐車場:不明

 祭神は底筒之男命、中筒之男命など。創建年代は不明だが摂津の住吉大社を勧請して建てられた。元弘3(1333)年、隠岐の島を脱出し御来屋港に上陸した後醍醐天皇が参拝し「聖運(天皇や上皇の運)を開かせ玉う(『伯耆民談記』)」という。社伝によると後醍醐天皇は上陸の際、匿ってくれた戸屋助右衛門(のちの塒氏)の鎮守だった住吉神社を御座所とし、奉幣したと伝わる。
 鳥取藩主・池田光仲が社領3石と幕や堤灯(ちょうちん)を寄進した。古くは摂津大明神と称し、近代になると西ノ庄神社、住吉大明神と称していたが、明治維新後に住吉神社と改称する。昭和60(1985)年に社殿を修築した。
 御来屋地区の氏神で航海安全と大漁を祈る漁師からの信仰が特に厚い。

(一の鳥居)
一の鳥居

(神門)
神門

(二の鳥居)
二の鳥居

(拝殿と本殿)
拝殿と本殿

拝殿と本殿

参考文献:鳥取県の地名、名和町誌、鳥取縣神社廳

感想:駐車場がなくて困りました。しかも一の鳥居と二の鳥居の間の道が狭く運転が大変でした。
 地元では「すみよっさん(すみよしさん)」と呼ばれているようです。