四王寺(海岸防衛対策の寺)

●四王寺(海岸防衛対策の寺)
住所:鳥取県倉吉市大谷

 新羅との関係悪化により朝廷は伯耆など日本海側の五ヶ国に四天王像を送り「四天王に帰依して修法を行い、賊心を調伏して災変を消却すべき」と命じた。安置場所には敵が監視できる高台を指定している。これにより四王寺が創建された。当初は北の日本海側を正面に建てられていたが、海が荒れて困ると漁師たちが訴えたため南向きに変えたと伝わる。
 寺地を含む大谷村は京都の相国寺光源院領となっていたが南条氏が横領。光源院の訴えにより南条氏から天正12(1584)年に返還された。近世は福を授ける寺として賑わい、正月は騒動を恐れた鳥取藩より参拝禁止の命令が下されるほどだった。四天王像は昭和6(1931)年の火災で本堂と共に焼失する。本堂はその後に再建された。

(手洗石)
手洗石

(本堂)
本堂

(本堂の裏には神仏習合の時代の本殿らしき跡があった)
本殿

本殿

(展望台から北栄町と日本海を望む。これなら日本海から敵が来てもすぐに分かる。写真だと日本海が遠すぎるように見えるが、肉眼だとそうでもない。孝霊山が見えるのには驚いた)
北栄町

感想:地元の方に案内してもらいました。ありがとうございました!





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