住所:徳島県吉野川市山川町井上
1451年、細川常有が当地に川田城を築城。1505年頃、常有の曾孫・元常が当地を代官の谷馬之助に任せ京に上ったが、1509年頃に馬之助が謀叛を起こしたため、常有は土肥綱真に馬之助を討たせ丹治常直と共に城を守らせた。
元常が三好氏のために本国の和泉半国を失い没落し阿波細川氏も三好氏に抑えられると、土肥康信は常直を討って城主となり井上城と改称して三好氏に従った。1579年、脇城外の戦いに土肥秀実は三好氏に従い出陣し長宗我部軍と戦って戦死。1582年、城も長宗我部元親に落とされている。
小高い丘にあり東の川田川や御屋形谷が天然の要害となり、親族が城主だった阿波青木城などと連携し守りを固めていた。現在は遺構らしきものはない。
感想:この辺りはとにかく道が狭く軽自動車でも難儀しました。