静岡県東部史跡巡り2011(3日目その3:富士浅間神社・竹之下古戦場・足柄城)

35.富士浅間神社・・・駿東郡小山町須走126。802年の富士山噴火の際に国司・郡司が鎮火の祭事を行なった場所に建てられた。全国の登拝者から崇敬されており、富士登頂の盛んな夏季には賑う。

(鳥居)

(入り口の右にある信しげの滝)

(1767年に寄進されたといわれる楼門)

(長寿亀石)

(冨士講の記念碑)


36.竹之下古戦場・・・駿東郡小山町竹之下。後醍醐天皇方の尊良親王・脇屋義助と足利尊氏の戦いが行なわれた。
感想:碑があるのみ。


37.足柄城・・・駿東郡小山町竹之下。1568年、武田信玄の駿河侵攻をきっかけとして北条氏により築かれたといわれているが、交通の要衝のため以前より軍事的な施設が築かれていた形跡がある。小田原征伐の際、伊豆山中城・韮山城と共に重要拠点とされたが、伊豆山中城が落ちたことを知った城主・北条氏忠は逃亡。残兵も井伊直政軍に攻められ開城し、以後廃城となった。
感想:晴れていれば見事な富士山が見られるらしい。

(玉手池。本丸の井戸跡といわれる)

(一の郭)

(空堀跡)

(城址碑。一の郭の下にある)

38.新羅三郎義光吹笙之石・・・駿東郡小山町竹之下。後三年の役で兄・八幡太郎義家が陸奥で苦戦していると聞いた新羅三郎義光は加勢のため陸奥に向かう。その途中、足柄山で豊原時秋に笙(雅楽に用いる管楽器で、長短一七本の竹管を環状に立てて並べたもの。吹いたり吸ったりして鳴らす。笙の笛)の秘曲を授けたという伝承がある。
感想:この伝承にちなんだ『足柄峠笛まつり』が行なわれている。

(義光はこの石の上に座り秘曲を授けた)

39.足柄之関・・・駿東郡小山町竹之下。899年、強盗などを取り締まるために設けられた。正確な場所は分かっていない。
感想:足柄城・新羅三郎義光吹笙之石・足柄之関は歩いて行ける範囲にある。ここに来るまでが大変だが・・・。夏季にはバスも出ているらしい。
 標高759メートルもあるので冷えるな。

(1985年公開の映画『乱』の撮影で使われた城門を移築したもの。右の顔抜き看板で老夫婦が撮影していた。この手の看板って需要があるんだな・・・)

(凶悪な強盗や関所破りをした人達を晒し首にした場所に建てられた供養塔)

(大聖歓喜双身天を祀る足柄山聖天堂)

 これにて静岡県東部の史跡巡りは終了。足柄峠を降って高速道路に入り休憩しながらゆっくりと帰った。

(足柄峠の最寄り駅・JR足柄駅にある金太郎の像)

(伊豆市のお酒・うめえら。近所にも売っていそうだったけど記念に買ってみた。私の舌だとすだち酒との違いが分からなかったが、とにかく飲みやすかった)


今回の感想:静岡県は横に長い。最近、こういう史跡巡りをやっていなかったので満足。次は福井県のマイナーな史跡をがっつり廻るかな。

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静岡県東部史跡巡り2011(3日目その3:富士浅間神社・竹之下古戦場・足柄城)」への2件のフィードバック

  1. 勉強になります  近くの御殿場ですが 余り近すぎてーーー
    私は趣味で作詞しています 竹の下古戦城ーー曲はプラメロにハメコミです  兎に角勉強ですーー

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