●赤崎鼻
住所:島根県隠岐郡西ノ島町浦郷(字 赤崎)
駐車場:なし
元弘3(正慶2,1333)年閏2月24日、後醍醐天皇は隠岐を脱出するため黒木御所を出発した。天皇は鎌倉幕府の監視を逃れるため、地元の住民や神主の力を借りて忍びながら赤崎鼻に到着する。そこで山陰の本州側に行く船に乗り、無事に伯耆の名和湊(現在の鳥取県西伯郡大山町御来屋の御来屋港)に到着した。
隠岐の民謡「どっさり節」の一節「忍び出よとすりゃ カラスめがつける まだ夜も明けぬにガオガオと 憎や八幡の森ガラス」はカラスが幕府の監視員を指し、八幡の森は美田八幡宮の前の見付島にあった監視所のことを唄っているいう説がある。
赤崎鼻から船に乗ったのは三位局だという説もある。
(おまけ。赤崎鼻から御来屋港を直線で結んでみると約80キロある。実際はもっと複雑なコースを進んでいるので、更に長かった)

(おまけ、その2。赤崎鼻を撮影した場所でレンタサイクルの記念撮影をした)

参考文献:なみのあら磯 後醍醐天皇隠岐行在所論文集、大山と隠岐と出雲
感想:西ノ島町の観光案内所で聞いて行きました。

