木曽野(木薗)遺跡(石見吉見氏発祥の地)

●木曽野(木薗)遺跡
住所:島根県鹿足郡津和野町中曽野
駐車場:なし(史跡周辺は道が狭く駐車スペースもなし)

 弘安5(1282)年、元寇に備え石見の防衛のため能登から移った吉見頼行が館を構えた土地である。その後、吉見氏は津和野に拠点を移した。

(木園神社跡に建つ鳥居。吉見氏の祖、源頼信・頼義・義家三代の霊と始祖の範頼の霊を祀っていたが八幡宮に合祀された。八幡宮とはおそらく中曽野の冨長山八幡宮のだろう)
鳥居

(木園神社跡に建つ社殿)
社殿

(吉見氏居館跡。字(あざ)は御所屋敷である)
吉見氏居館跡

(居館跡に建つ朽ちかけた標柱。「木部の歴史」は読めるが後は不明。木部の歴史を守る会がある(あった?)らしいので、それだろうか。木部とは中曽野を含めた地域名)
標柱

(居館跡の端に建つ鞭柳の石碑。吉見隆頼が山口の大内氏に参向の際、頼義社に参拝し柳の鞭の枝を持ち帰りこの地に植えた。碑には数首の和歌が刻まれている。何代目かの柳があったようだが気がつかなかった)
石碑

(吉見の池。居館の飲料水として使用され、吉見氏が津和野城に移った後も若水(元旦にくんで用い一年中の邪気を払う水)として大切にされた)
吉見の池

(伝・吉見氏の墓。右が伝・頼行夫人の墓で、左が一族を祀る墓らしい)
伝・吉見氏の墓

(吉見氏の菩提寺・源流寺跡。吉見氏が津和野城に移ると城下に移され興源寺と改号された)
源流寺跡

感想:この地区は空き家が多く、将来の山陰のほとんどがこのようになると思うと悲しくなってきました。ここも昔は吉見氏関連の祭りとかやっていたのでしょうねえ…。




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