是法山隆興寺(尼子義久・倫久兄弟ゆかりの寺)

●是法山隆興寺
住所:島根県浜田市金城町久佐イ1140
駐車場:有り

 臨済宗妙心寺派。石天玄礎が当地にあった泉福寺を寛永年間(1622~1644年)、臨済宗に改めた。正保3(1646)年頃、尼子宗久(猶久)が開基となり隆興寺と改号する。宗久は尼子義久の弟・倫久の次男で、一時期倫久らが当地にいた縁で開基したと伝わる。
 その後、宗久の後裔が佐々田と改姓し二つの家に分かれ菩提寺も二つになったが、明治2(1869)年に一方が廃寺となり当寺に合併された。本尊の地蔵菩薩は九州の松浦肥前守の作である。

(参道)
参道

(楼門)
楼門

(池中観音像)
池中観音像

(本堂。当寺での義久の戒名は「富春院殿泉福友林大禅定門」だそうだが、位牌は確認していない)
本堂

(佐々田家の墓)
佐々田家の墓

感想:道が狭かったので自分は近くの広い道路に駐めて歩きました。なので駐車場は利用していません。
 『那賀郡誌』には隆興寺という名前は尼子の再興を願って付けたのではないかとの記載があります。宗久は津和野藩から12石を与えられ那賀郡来原村(浜田市金城町上来原・下来原)の代官を務めていたらしいです。