石見福田城(福田八幡宮、福屋氏の居館跡)

●福田城(福田八幡宮)
住所:江津市有福温泉町本明
駐車場:無し

 福田城は本明山の麓に位置し本明城主・福屋氏の居館跡だと考えられている。城の北と東西を本明川が流れ天然の濠として機能し、今は県道が通っている南側も何らかの防御施設があったと思われる。
 城趾に建つ福田八幡宮は建久元(1190)年、宇佐八幡宮から勧請して創建された。だが天正10(1582)年(永禄年間の本明城攻めの間違いか?)、兵火によって焼失したが吉川元春が再建している。

(鳥居)
鳥居

(井戸君碑。芋代官と呼ばれた井戸平左衛門正明の顕彰碑)
井戸君碑

(拝殿。神社は南の県道から入るが、本来はここが福田城の中心で、北の曲輪の先には港がありそちらが正面だったと思われる)
拝殿

(拝殿近くにある土塁)
土塁

(北の曲輪に続く土橋)
土橋

(北の曲輪)
北の曲輪

(更に北に細い曲輪があるようだが藪になっていたので諦めた)
藪

(分かりづらいが、左が本明川で右が福田城)
本明川

感想:有事の際は本明城までどのようなルートで移動していたのか気になります。福田八幡宮はもともと当地にあったのか、再建時に移転されたのか分かりません。
 『山陰の戦国史跡を歩く 島根編』から割愛した史跡です。




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