●豊後 佐伯城
住所:大分県佐伯市城山
駐車場:あり
遺構:曲輪、石垣、櫓門、人工池
標高:144メートル/比高:140メートル
国指定史跡。番匠川の河口部に位置する。慶長6(1601)年、佐伯藩主になった毛利高政が翌年から八幡山(現在の城山)に築城を開始し慶長11(1606)年に完成させた。以降、明治維新まで佐伯藩主・毛利氏の居城となる。明治時代になると建物のほとんどが撤去されたが三の丸櫓門のみが現存している。
(寛永14(1637)年に創建された三の丸櫓門。現在の櫓門は天保3(1832)年に修築(再建?)されたもの。場所は下の縄張図を参照)
(登山道の入口。鳥居はかつて山頂にあったが太平洋戦争の空襲で壊された毛利神社のもの)
(二の丸。左右に石垣のある箇所は二の丸虎口で渡櫓のあった場所らしい)
(二の丸と本丸を結ぶ廊下橋跡(中央)。向かって右は本丸外曲輪)
(本丸と天守台跡。天守台に毛利神社の残骸のような祠が祀られていた)
参考文献:九州の名城を歩く 熊本・大分編、佐伯市歴史資料館、現地の案内板
感想:市の中心にあり城が整備され駐車場もあることから、健康のために登る市民の方と何度もすれ違いました。市民の憩いの場で城に興味のある方も楽しめる良い城でした。
雄池、雌池を見るのを忘れていました・・・。