●長宗我部元親神社
住所:大分県佐伯市鶴見(大字 梶寄浦)
駐車場:不明
祭神は長宗我部元親、もしくは長宗我部に関係した武将。神社のある梶寄浦は海を隔てて高知県宿毛市まで直線距離で60キロ程度で土佐との往来があり、現在でも下梶寄地区には「土佐路」の姓を持つ者がいる。そのため土佐から渡ってきた人達が建てた神社ではないかといわれている。
伝承には2つある。
1.関ヶ原の戦いで改易された長宗我部盛親の家臣が梶寄浦に辿り着いた。しかし地元の住民の落ち武者狩りにあって殺され所持品を奪われてしまう。それから祟りが起こったため神社を建てた。
2.近世、二十歳の女性の病死が続いたため村人は祟りと思い、女性達が通った道を掘ると長宗我部元親が所持していた刀剣と茶器が見つかった。そのため神社を建立し所持品を奉納したところ病死は止まったという。
九州本土より西に14km程度行ったところにある水ノ子島灯台の職員が茶器を盗むと祟りがあったため返したという。
1と2の話を合わせると地元の住民が長宗我部の武将を殺した罪悪感から祟りの話が出て神社を建立したのかもしれない。
(全景。神社と言うより祠と言った方がいいくらいの大きさである)
(検索すると長宗我部”宗”親神社との記載があった。自分には”元”に見えるが。どうも今は長曽我部宗親神社になっているらしい。変わった理由は不明)
(梶寄浦から北西を望む。この方向には長宗我部元親が戸次川の戦いで敗れた際に撤退した愛媛県宇和島市の日振島がある。小さく見える島は先ノ瀬灯台のある辺りだろう)
感想:地元の方など聞いた話ばかりなので次回、大分県に旅行した際は図書館で調べてみます。
ここは鶴御崎の端で佐伯市内から25キロも離れておりとにかく遠かったです。途中から当時使っていたAUの電波が入らなくなるほどの場所でした。今はエリア内だと思います。