●温泉熊野神社
住所:長崎県島原市杉山町509
駐車場:境内にあるが手前の鳥居が狭い
祭神は白日別命、豊日別命、速日別命、豊久士比泥別命、建日別命、速玉男命、伊弉諾命、事解男命、菅原道真。創建年代は不明であるが、発掘調査により平安時代の製鉄遺跡が発見されている。
天正12年(1584)の沖田畷の戦いでは、島津軍の伊集院忠棟が千人の兵を率いて境内に陣を構えた。戦いに勝利した忠棟は記念に樟(くす)と椋(むく)を植えている。
近世には境内の湧き水が島原城下の水源の一つとして利用されていた。近世までは熊野権現と称していたが、明治3年に神仏分離により仏像は撤去され、温泉熊野神社に改称している。
(まー坊蛙。髭はないが、どこかの大将に似て腹が出ているって・・・もしかして龍造寺隆信?)
(普賢神社と國玉神社。左にタイヤ痕が見えると思うが、境内は地元の方が普通に車で通り抜けるので怖かった。線路は見たことがあるが道路になっている境内は見たことがなかった)
(伊集院忠棟が植えた大楠。幹まわり8メートル、樹高が19メートルあり、県指定天然記念物である)
(伊集院忠棟が植えた大椋。幹まわり6.7メートル、樹高が20メートルあり、県指定天然記念物である)
(おまけ。この日に食べたインスタントちゃんぽん。疲れてホテルから出る気にならなかった)
参考文献:長崎県の地名、島原の歴史 自治制編、島原市公式サイト、長崎県の文化財、機関誌『水の文化』63号、現地の案内板
感想:境内の駐車場に入るかどうか迷いましたが、意を決して入りました。
島原市の方に「二本木神社以外で沖田畷の戦いに関する史跡はありますか」と聞いたら、ここを紹介してもらいました。