●有家町中須川のキリシタン墓碑(有家セミナリヨ跡)
住所:長崎県南島原市有家町中須川353-2(字 下前田)
駐車場:なし
永禄5年(1562)、キリスト教が島原半島に伝えられると、半島内に急速に広まり、天正10年(1582)頃には領主の有馬晴信をはじめとして約9千人の信者がいた。
有家町内には23基のキリシタン墓があり、このうち中須川のキリシタン墓碑2基は明治33年(1900)に発見されたものである。1基には中央に窪みがあり花十字紋が刻まれており、別の1基にはカルワリオ十字紋(「干」字形をした十字紋)が見られる。
当地は通称「寺屋敷」と呼ばれ、文禄4年(1595)にセミナリヨ(セミナリオ。イエズス会の学校)が建てられた。しかし当時はキリスト教への迫害が進んでおり、慶長元年(1597)には閉鎖した。
有家セミナリヨで印刷された銅板画の「聖家族」「セビリヤの聖母」は、現在は長崎市の大浦天主堂で保管されている。
(二基ではなく四基に見えるが、二つで1セットってことなんだろうか)

参考文献:長崎県の地名、長崎県の歴史散歩、長崎県の文化財、長崎県公式サイト
感想:駐車場が無かったため近くのマルキョウで買い物をして、そのまま参拝しました。

