六地蔵幢(北原氏・伊東氏と北郷氏の戦いの戦死者供養塔)

●六地蔵幢
住所:宮崎県小林市水流迫(字 炭床)
駐車場:なし

 市指定有形文化財。六道とは、生前の業因によって生死を繰り返す六つの迷いの世界、すなわち地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天上を指す。六地蔵幢は六地蔵信仰に基づいて建立され、六つの辻に立つ六つの地蔵が人々を救うと信じられている。
 この六地蔵幢は高さ約2メートルで、上部が八角筒形になっており、六地蔵、如来像、不動像が浮き彫りにされている。天文10(1541)年の銘があることから、この年に北原氏・伊東氏の連合軍と北郷軍(島津軍)が志和池や三股で戦い、多数の戦死者が出たため、その供養のために建てられたと伝えられている。

六地蔵幢

六地蔵幢

六地蔵幢

参考文献:宮崎県の地名、宮崎県の歴史散歩、小林市公式サイトみやざき文化財情報

感想:雑木林の中にありましたが25年くらい前に移転されたそうです。