●室戸岬
住所:高知県室戸市
駐車場:あり
高知県の南東端にあり、太平洋に突き出している。古くは室戸崎、室生門崎、室戸ヶ崎と呼ばれていた。平安時代に空海が修行した場所として知られるが、難所であったため一般人は近づかず、補陀落(※1)渡海の地として信仰され、修行者だけが足を踏み入れる場所であった。通行は野根山峠を越える陸路か、太平洋を船で進む海路が一般的であった。しかし、海上もまた難所として知られており、船待ちや事故が頻発した。
近現代に入ると、国道55号の開通などにより陸路でのアクセスが容易になった。現在では、室戸ユネスコ世界ジオパークに認定され、室戸阿南海岸国定公園にも指定されている。
※1 補陀落(ふだらく):インドの南海岸にあり、観音の住所といわれる山。観音の浄土として崇拝された。日本でもこの名を持つ霊地が信仰の対象となった。
参考文献:高知県の地名、室戸市観光協会
感想:何となく自分なりにまとめてみました。