●水口神社
住所:高知県安芸市畑山994(字 宮之本甲)
駐車場:なし
祭神は敏達天皇・蘇我赤兄・蘇我乙麻呂・水波女命で、畑山地区の氏神である。永暦2年(1161)の創建と伝わる。当地を治めていた畑山城主の畑山氏は安芸城主・安芸氏の分流で、その先祖は蘇我赤兄とする。蘇我赤兄は壬申の乱で敗れて土佐に流され畑山村に住み着いたという伝承があり、これは安芸氏や畑山氏が遠祖を蘇我赤兄と結びつけるために創出したものであろうと考えられる。
応永13年(1406)の銘がある鰐口を領主(畑山氏と思われる)が寄進したという記録があり、その頃には既に水口神社が存在していた。天文21年(1552)に橘(安芸氏、畑山氏のどちらか不明)元綱が造営を行っている。近世までは水口大明神と称していたが、明治元年(1868)に水口神社と改称された。
(神木。その下には厄災や怨霊などが消除されるという奇石がある。畑山地区で様々な史跡を見せてもらったのに金銭を落とすところがなかったので、ここで少し多めに賽銭をした)
参考文献:高知県の地名、安芸市史 歴史編、安芸市史 民俗篇、高知県神社誌
感想:古くから雨乞いの神社として信仰を集めていました。
近くに「土佐ジロー」という地鶏専門店があり美味しいそうですが、朝に行ったため寄らずに畑山地区を去りました。