龍吟山元亨院(津野元実の墓)

●龍吟山元亨院
住所:高知県須崎市下分328
駐車場:あり

 曹洞宗。永正2(1505)年、土佐姫野々城主・津野元実が印宗道可を迎え現在地より西に100メートルの場所に津野氏の菩提寺・長林寺として創建した。津野氏が治めていた時代には寺領が88石あったが、元禄年間(1688~1704年)には2石になっている。天明7(1787)年に焼失したため寛政4(1792)年、現在地に移転・再建され元亨院と改名した。廃仏毀釈の影響で明治4(1871)年に廃寺となるが明治13(1880)年に再興する。明治年間末期、昭和年間末期に台風により伽藍が被害を受けるが、その都度再建された。

(全景)
全景

(山門)
山門

(本堂)
本堂

(千手観音の石像?)
千手観音の石像?

(鐘楼)
鐘楼

(津野元実の墓(中央)。永正14(1517)年、土佐一条氏に奪われた戸波城の奪回に向かったが返り討ちに遭い戦死している。墓は300回忌の文化14(1817)年に旧臣の後裔と元亨院の住職によって建立された。正面には戒名の『元亨院殿健翁勇公大居士』と刻んであり、左右と背面には由緒や没年などが刻んである。周囲の墓は一族のものか?)
津野元実の墓

感想:元実の墓の場所が分からず探し回りました。元亨院墓地と思われる場所の一番奥に進んでいけばあります。



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