平成20年4月26日、今回のGWも10連休という感謝感謝の休みの量をいただいたので、長宗我部関係の史跡を中心に四国に行くことにした。しかもどうせ行くなら、まとめて行ったれ、ってことで8泊9日かけて香川県から反時計回りで海岸線を一周してやることにする。
渋滞を避けるために26日午前1時半に出発。4時半にはサービスエリア淡路に到着。
このまま、第一の目的に行ってもいいけど、5時半に史跡行くほど気合いを入れなくてもねえ・・・と思い、寝た(-_-).。oO 7時に起きて元気に出発。8時半には第一の目的地・引田に到着。いよいよ四国全土の史跡巡り開始だ\(^0^)/ それでは順番に紹介していきます。
1:引田城(ひけたじょう)・・・香川県東かがわ市引田にある。賤ヶ岳の戦いの際、柴田勝家に味方した長宗我部元親の動きを封じるため、豊臣秀吉の家臣・仙石秀久が入城するが敗北。これを秀久が根に持って戸次川の戦いの伏線になったとかならなかったとか。
港の側にあり、四国上陸の際に使った理由がよく分かる。
2:虎丸城・・・香川県東かがわ市水主にある。長宗我部元親と讃岐・阿波の覇権を競った十河存保が、元親に追い詰められ最後に籠もった城。1584年に、ここを落とされた存保は本州に逃げ、長宗我部氏の讃岐制覇がなった・・・というのが通説だが、四国征伐までここで粘ったという説もある。
ただの山で案内板も無く、まったく分からない。地元の方に聞いて場所がやっと分かったが、標高373メートルの上に遺構がまったくないらしいので、遠目に見て終わり。写真で分かる通り、そうとうな堅城だったのだろう、ということが想像できる。
3:志度寺・・・香川県さぬき市志度にある。四国八十八ヶ所の八十六番札所。長宗我部元親が志度地方に攻め込んだ際、元親がここの仁王門に入ろうとしたが、乗馬が動かなかった。おかしいと思った元親が金剛力士を見ると後光がさしていたので、ビビった元親は寺を焼くのをやめたという。
現在の仁王門は1671年に再建したもので、元親が通れなかったものとは別もの。写真の金剛力士、写りが悪くてすいません。ちなみにここには生駒親正の墓もある。
4:十河城・・・香川県高松市十川東町にある。十河氏の本拠地。現在は称念寺というお寺になっている。遺構らしきものは特になし。
5:十河三代の墓・・・上記の称念寺から北方200メートルくらいにある。十河一存・十河存保・存保の息子の千松丸の墓がある。
綺麗に整備されており、今も大事にされているようだった。荒れ果てている墓も多いからね・・・。
この後、昼になったのでうどんを食った。香川に来たから、うどんって訳じゃあなく、どこでもあるから入りやすかった。
6:源平合戦古戦場の総門跡・・・高松市屋島東町にある。まあ屋島に来たから源平合戦関係のも行こうかなと思っただけ。他にも周辺に源平合戦関係のものがあったけど、面倒だったのでパスした。
7:喜岡城(旧・高松城)・・・高松市高松町にある。ここの城主・高松頼邑は長宗我部元親に味方したため、四国征伐の際に城を落とされ戦死した。ちなみに頼邑は大坂の陣で活躍した高松久重の祖父にあたる。現在は喜岡寺となっており、頼邑の墓がある。
お寺の方から高松氏についていろいろと教えていただいた。
8:高松城・・・高松市玉藻町にある。四国征伐後に生駒氏によって建てられた城。良く整備された城だった。典型的な観光名所って感じだった。
9:法泉寺・・・高松市番町にある。生駒一正&正俊の墓がある。近くに西島之友の屋敷跡がある。
10:弘憲寺・・・香川県高松市錦町にある。生駒親正夫妻の墓がある。
訪れた日の旧暦はちょうど空海が高野山で亡くなった日で、10年に一度の供養会が行われていた。そのため駐車場に車が停められず近くの有料駐車場から歩いて行った。「供養会にも参加してください」と言われて、少しだけいさせていただきましたが、私は信仰心が薄いので、いるのが逆に失礼だと思って、途中で帰らせてもらいました。
これで本日の予定は終了。時間は14時でまだ余裕はあったけど、移動の疲れをとるために、買い物などを済ませた後、予約していたホテルに行ってゆっくりすることにした。そして20時には就寝・・・。
感想:やはり大型連休の長距離移動は多少無理をしても夜中に出るに限る。おかげでまったく渋滞に巻き込まれなかった。
虎丸城は地元の方の話だとハイキングコースがあるらしいので、どなたか挑戦してみてください。
あと8日、健康と事故に気をつけながら乗り切るぞ!
ありがとうございます!
四国を制覇しましたよ(と言っても山間部がまだまだ残っていますが)。
志度寺のエピソードは、私も今回行き先を調べるまで知らなかったです。
お寺にも何も書いてありません(社務所の方は当然知っていましたが)。
たまたま戦火に遭わなかったので、後付でそんなエピソードを追加されたんでしょうか。
私は「センゴク」を三巻くらいまで漫画喫茶で読んだんですよ。ファンとしては駄目な発言かもしれませんが、なかなか面白かったです。
でも「仙石かよ・・・」とは思いました^^;
私も存保には好印象ですね。戸次川の戦いでも、過去のいきさつを捨てて元親と一緒に渡河することに反対している記録も残っていますし。
お疲れ様でした~(^v^)
四国制覇な旅でございましたね☆1日目でたくさん廻られてるので
私もすご~いと思いました。二日目のレポートも楽しみにしてます☆
志度寺のエピソードは知らなかったです。金剛さまが「来るな~」オーラを出していたのでしょうか・・?(^^;)
私も仙石秀久は「ごめんなさい」です・・。
その漫画、私も知ってます。
最初「戦国」という漫画だと思い、開いてみたら
「せんごくって仙石かい!なんであやつが主人公なのおお!?」とガビ~ンでした。(ーー;)
仙石秀久、マイナーなのに・・。(・・こんな事書いてすみません。やっぱり長宗我部ファンは拒絶反応してしまいますよね・・。)
存保は好きです。元親の好敵手ですから。(^_^)男!って感じします。
ありがとうございます!
仙石秀久は・・・長宗我部ファンに評判がいいとは言えないですね。
漫画は人気が出ていますが、「仙石が主役なら読まない」って言われる長宗我部ファンの方もおられますし・・・。
十河氏は地元の方に今でも尊敬されているのか、子孫の方が管理されているのか整備されていました。
N江さんのお墓は・・・まあ、地元も必死ですから^^;
これからもこのペースでガンガン廻りますよ!
お疲れさまでした〜。
仙石秀久って、やっぱり多くの長宗我部ファンに恨まれているんでしょうね。
某マンガの主人公になっているみたいですが、これがきっかけで某社のアクションゲームに登場して人気が出て再評価されて・・・なんて流れにはならないか、さすがに。
十河氏も生駒氏も、随分と立派なお墓ですね。
やっぱり、きちんと整備されたお墓を見るとホッとします。
米沢のN江さんのお墓のように、変な幟がなびいているのは困りますが(笑)
それにしても、1日目からしてこのボリューム!
今後も楽しみにしてます。