勝運寺(乃美宗勝の墓)

●勝運寺
住所:広島県竹原市忠海床浦2-10-1

 翫月山と号し曹洞宗。本尊は釈迦如来。賀儀城主で小早川隆景の右腕として活躍した乃美(浦)宗勝が、広島市安芸区矢野にあった新与寺(新興寺)の以天圭穆を招いて元亀元年から天正9年(1570~1581年)の歳月を費やして創建した。寺領が300貫あったが福島正則が安芸を治めると没収される。寛永9(1632)年、三次浅野家から領地の一部を除地(年貢の納入を免除される土地)された。
 寺の裏山は烏ヶ城の地名が残り城址のような石垣があることから、支城や詰の城としての側面もあったのではないかと言われる。寺宝に以天圭穆開山時の駕篭や隆景が宗勝に贈ったと伝わる弾薬輸送庫、宗勝の肖像画などがある。

(寺の入口。ここが狭そうだったので境内まで車で行くのはやめた)
入口

(山門)
山門

(寄進者の石碑には竹原市出身の内閣総理大臣・池田勇人の名前もあった)
池田勇人

(中門)
中門

(本堂)
本堂

(宗勝の墓。正確には遺髪塔で、墓は病没した地の福岡市東区の宗勝寺にある)
乃美宗勝の墓

(遺髪塔から竹原市忠海の海がよく見える)
竹原市忠海

感想:石垣を撮っていなかったので次回は撮ろうと思います。
 勝運寺さんでは本堂改修費用の寄付を受け付けておられます。詳しくは公式サイトをご覧ください。



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