●筑前 福岡城(舞鶴城)
住所:福岡県福岡市中央区城内、大濠公園
駐車場:有料駐車場あり
遺構:曲輪、石垣、井戸跡、多門櫓、櫓跡、濠
標高:12メートル/比高:1メートル
国指定史跡。慶長5(1600)年の関ヶ原の戦いの功績で筑前一国の大名になった黒田長政は名島城に入った。だが城下町の形成に不向きな土地だったため、次の居城の候補地から福崎を選定し、黒田家の先祖の地だった備前国邑久郡福岡(現在の岡山県瀬戸内市福岡)から地名を福岡に変更し築城を開始。慶長13(1608)年に完成した。以降、黒田家の居城として明治維新まで筑前の政治の中心になっている。
明治維新後も福岡県庁として利用されたが、明治9(1876)年に県庁が移転したため、徐々に建物が解体された。濠も城の四方を囲んでいたが、現在は南北の一部が残り西は大濠公園として整備されている。城も舞鶴公園として整備され、大濠公園と共に市民の憩いの場、福岡市を代表する観光地の一つとなっている。
(天守台跡。行った時は期間限定で模擬天守が建っており一部が立入禁止だった)
参考文献:福岡県の地名、福岡県の中近世城館跡Ⅱ、現地の案内板、国史跡福岡城・鴻臚館
感想:北側の濠を見ているとき、泊まったホテルの鍵を返すのを忘れていたのを思い出しました。当日の朝、返そうとフロントに行ったら部活の試合で泊まっている学生が横一列になって従業員の方に御礼を言っていて、待つのが面倒だったのでそのまま行ってしまいました。後日、郵送で返しました。