菊池武光の銅像(大原合戦での大刀洗の場)

●菊池武光の銅像(大原合戦での大刀洗の場)
住所:福岡県三井郡大刀洗町山隈
駐車場:あり

 正平14(延文4,1359)年、南朝方の菊池武光が大原合戦で北朝方の少弐頼尚、大友氏時らに勝利し敗走する大友軍を山隈原まで追撃し小川を渡って血のついた太刀を洗った。その故事から小川は大刀洗川と呼ばれるようになる。大刀洗川は朝倉郡地区町を源流として大刀洗町と小郡市を流れ久留米市で筑後川に合流する一級河川である。
 現在は大刀洗公園として整備され町民の憩いの場になっている。

(大刀洗公園全景。平成15(2002)年までは菊池武光の銅像の辺りだけが整備されていて菊池公園と呼ばれていたようだ)
大刀洗公園全景

(公園の中央を流れる大刀洗川。この辺りの字名は武光が渡河したことから菊池渡という)
大刀洗川

(昭和5(1930)年、秩父宮が当地を見学されたことを記念して建てた碑のようだ)
記念して建てた碑

(菊池武光公大刀洗之場の碑)
菊池武光公大刀洗之場の碑

(昭和12(1937)年11月3日に建てられた菊池武光の銅像。同年7月には日中戦争が勃発しており、時期的に国威発揚という狙いがあったのだろう。昭和20(1945)年の大刀洗飛行場の空襲の際に銅像にも機関砲の銃弾が当たり、馬の尻に銃痕が残っている)
菊池武光の銅像

菊池武光の銅像

菊池武光の銅像

(おまけ。遊具が兜の形をしていたのは菊池武光と関係があるのだろうか。ズームできないカメラしか持っていないため、この大きさが精一杯だった。おっさんが近くで遊具の写真を持っていたら通報されるので近寄れなかった)
兜

参考文献:福岡県の地名、大刀洗町史

感想:南側に菊池渡橋という橋があったようで、それも見ておけば良かったです。
 30年間、ずっと行きたいと思っていましたが、やっと念願叶いました。