密弘山遍照院(正徳寺。真壁氏の菩提寺)

●密弘山遍照院(正徳寺)
住所:茨城県桜川市真壁町山尾525-1
駐車場:あり

 真言宗豊山派。本尊は不動明王。応永元(1391)年、真壁城主・真壁長幹が菩提寺として創建したと伝わる。天正年間(1573~92年)に兵火で焼けたが文禄2(1593)年に再興されたという。慶長9(1604)年、関東郡代の伊奈忠次が7石の寺領を安堵した。延享4(1747)年の田村差出帳には「社領五石之内除地、伊奈備前守様より御証文御座候」とあり近世の間に5石に減っていたようだ。
 寺宝は昭和44(1969)年の火災で失っている。

(入口)
入口

(本堂)
本堂

(真壁城主累代の墓地及び墓碑群。茨城県指定史跡になっている)
真壁城主累代の墓地及び墓碑群

真壁城主累代の墓地及び墓碑群

参考文献:茨城県の地名、桜井市公式サイト、現地の落慶事由の碑、真壁町史料 中世編 3、真壁町の民俗、真壁町史料 近世編 1 (村明細帳)

感想:真壁城主累代の墓地が分からず少しだけ探した記憶があります。