●南山田の蛇塚
住所:兵庫県姫路市山田町南山田(字 塚ノ本)
駐車場:なし
戦国時代、南山田地区には大蛇が現れ住民や牛馬を襲い田畑を荒らすなど、地区の人間を苦しめていた。そのため南山田城の城主・後藤氏の一族が大蛇を探すが見つからなかった。
ある日、南山田城の北の射場(弓を射る練習をする場所)で後藤又兵衛が稽古をしていると急に村が騒がしくなった。又兵衛が駆け付け小高い岩の上から村を見ると田畑を荒らしながら城に近づいてくる大蛇が見える。そこで又兵衛が矢を放つと一本目は大蛇の右目に、二本目は左の目に、三本目は心臓に当たり動かなくなった。大蛇は頭、胴体、尻尾に切られ、それぞれが別の場所に葬られる。葬られたのは現在のある蛇塚の周辺だったと伝わる。
参考文献:兵庫県学校厚生会、、現地の案内板
感想:伝承では後藤又兵衛ではなく後藤某となっているようです。後藤といえば又兵衛ということで、いつの間にか又兵衛が退治した話になったのでしょうか。