寛政重修諸家譜

 『かんせいちょうしゅうしょかふ』と読みます。江戸幕府がまとめた大名・旗本・幕臣の系譜が載っている本です。系譜ですので、江戸時代の大名・旗本・幕臣の先祖から編纂された寛政年間(1800年前後)までの人物が細かく記載されており、戦国〜江戸時代の人物事典のネタ本の一つです(三百藩藩主人名事典でも結構これが使われています)。
 まあ幕府に言われて武士が提出したものなので、都合の悪いことは隠してあったり、先祖がぶち怪しかったりはしますが、信頼できる史料の一つです。候文で書いてありますけど、そういうのが苦手な方でも読めば意味が分かるレベルですので、ご心配なく。