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重成の決意
「汝らは久宝寺へ行き一緒に戦うように」 と命じた。すると重成はかしこまって答えた。 「去年の和睦がなった際、家康のもとに使者として行きましたが、その際、運を天に任せて秀頼様の鬱憤を晴らすため殺害しようとしました。しかし家康の家臣達が左右にいたため中央に進められず、企みが果たせなかったので口惜しく思っていました。そこで今回の戦いでは徳川軍の旗本を見たら真っ先に突っ込んで討ち死にしたいと思います。運良く合戦に勝ったら、忠を泉下に報ゆ(死んで忠義を尽くすという意味?)と思ってください。もし運悪く負けて秀頼様が自害されたなら、あの世での先鋒を務めます」 これを聞いた人々は「あっぱれな勇士だ」と舌を鳴らして袖を濡らした。(『難波戦記』) Copyright (C) 2004 Tikugogawa. |
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