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後事を託す
「私は明日討死する。そこで倅(のちの政勝)をお願いしたい」 忠興は驚愕。 「忠朝殿には歴々の親族の方がおられるので承知し難い」 「親族とは仲が悪いので頼むことが出来ない」 「分かりました。戦なので自分もどうなるか分からないが、生き残ったら息子の面倒を見ましょう」 忠興は、忠朝の事情を考慮し約束をした。 はたして翌日の5月7日、忠朝は討死し息子は孤児となってしまう。そして年月は過ぎ、政勝が15歳となった時、細川家より政勝を将軍に御目見えしたいという申請を老中達に出した。 「忠朝に子はいないと聞いていたがどういうことだ?」 老中達が尋ねると、忠興は大坂夏の陣でのやり取りを説明し 「御目見えの件は私の身上を賭けてでもお願いしたい」 と願い出た。そこで老中達は御目見えの許可を出し、忠興の願いが実現されている。(『本多家記録』) 管理人・・・この政勝という人はのちに大和郡山城主となっています。
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