天王寺・岡山での最終決戦で徳川軍の陣が三度崩れると、徳川家康は 「徳川義直と頼宣は遅い」 と文句を言って堤の上に移動した。その際、家康が戦場を見ながら 「籠の中の鳥のような敵だ。鳥を飼うにはいい場所だ。早く各々で行け」 と命令したため、兵達は家康の脇を通って戦場に向かっている。(『武功雑記』)