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盛親と直孝
「天罰で縄にかかったのだ」 ある大名が罵った。 「汝の父親は殿中で頭を叩かれていた。その子なら作法を知らなくても当然だ。今回討ち死にするのは簡単なことだったが、もう一度秀頼公を守り立て天下を覆そうと思案していたので生き残った。結局は命運が尽きたのだ」 盛親は大名に対して散々に悪口を言った。そこに井伊直孝は、そのやり取りを知らずに通りかかって盛親に様々なことを尋ねたが、盛親は無視。そこで直孝は話を変えた。 「長宗我部とは貴殿のことか。6日の八尾の戦いで見事な引き際だった」 「貴殿は誰だ」 盛親は頭を上げた。 「井伊直孝と言う者だ」 「去る6日の合戦は見事だった。そなたは父・直政の武辺を継いでいる」 盛親は直孝を褒め返した。
さてその後、徳川家康が盛親に八尾の戦いのことを尋ねた。 |
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