裏切りの誘い

 大坂城に篭城していた南条元忠は、同じく大坂に入城していた藤堂高虎の伯父・隠岐守と知り合いだった。そこで徳川家康は隠岐守を通じて味方になるよう密書を送ったが、そんなつもりの無かった元忠は驚き拒絶する。それを知った隠岐守は激怒。
「応じていただけない場合は刺し違える」
 困った元忠は無視できなくなり、仮病を使って出仕しなくなった。一方、隠岐守は堀の柱の根を断って寄せ手を引き入れる手配をすると、藤堂方へその旨を書いた矢文を返している。(『武徳編年集成』)

UPDATE 2014年12月11日
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