≫
四方山話≫
【逸話の紹介】→
次の話
|
大臆病者
「今度、御使役になった者の中に大臆病者がいて、諸大名の陣の使いに行っても竹束の外に出ないようにしていているので笑われているらしい。幕府として面目がない、とも言われているようだ。この前、佐竹義宣の陣に行った時に頼資の姿はなかったようだが、そういう話になっているらしい」 山本は小栗と日頃仲が良かったが、聞き咎めて「誰が命を惜しみ臆病にするものか」と苦々しく反論した。 「お前のことではない。臆病者の噂だぞ。ただし臆病の覚えがある者は聞き逃せないのだろうな」 小栗は皮肉を言いながら笑った。
その場にいた佐久間政盛は知らない顔をして聞いていたが、二人は口論となり騒ぎ始めた。そこに家康との話が終わった本多正純が来て事情を知った。 管理人・・・原文の小栗の台詞に『頭に口のあるままに人のことをいうようなものだ』という諺が出てきます。思ったことをすぐ口にするという意味だと思います。 Copyright (C) 2003 Tikugogawa. |
≫
四方山話≫
【逸話の紹介】→
次の話
|