薙刀と槍

 本町橋の夜襲戦の際、木村喜左衛門・畑角太夫・田屋右馬允・牧野潮太の4人は敵と槍を合わせた。しかし誰かが
「右馬允は薙刀だった。槍を合わせたとは言えまい」
 と難癖をつけた。これを聞いた御宿政友は右馬允を弁護。
「槍も薙刀も柄は樫の木で刃の部分も同じ。形が少し違うので名前は違うが、薙刀は短いので敵により近くなる。槍合わせよりも少し近い槍合わせと言うのに何の問題があるのだ」
 そのように秀頼にも言上したため、四人共に感状が与えられている。(『常山紀談』)

UPDATE 2011年12月22日
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