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陣所変え
「指揮が行き届かないように見られたのは私の力が及ばなかったためだ。持ち口を外してください。宣勝殿のどのような下知にも従います」 盛親は素直に七手組の案を承諾した。そこで二人はそのことを宣勝に伝えたが、宣勝は了承しなかった。 「私が長宗我部殿の指揮を受けるべきです」 そこで二人は盛親を呼び寄せ、宣勝の意見を伝えると「宣勝殿が納得してくれないのなら、この上は切腹する他はない」と言い始めた。しかし宣勝は頑としてそれに応じない。 「何と言われても指揮は出来ません。切腹されるのも迷惑です」
「お断りするところだが、宣勝殿は同意しないだろうから受けるしかない。情けないことだ」 盛親は涙を流しがなら渋々受け入れた。使者の二人は盛親の態度に呆れて、さじを投げてしまった。 「この上は何も言うことはない。二人に任せる。これ以上はどうにもできない」 そこで改めて宣勝は「私に指揮しろと言われた持ち口は510メートル、長宗我部殿の今の持ち口は480メートル、30メートルくらいなら今の長宗我部殿の人数でなんとかやりくりできるはずです。私に預けられた兵は大坂城内で分けて配置してください」と妥協案を提示。そして最終的にそのようになり問題は解決した。(『北川遺書記』) 管理人・・・盛親の拗ねて切腹しようとしたり泣き出す言動に、重成も糺もうんざりしていたようです。『使者の二人は使いを務め損なって迷惑だった』とはっきり書いてありますし。 Copyright (C) 2004 Tikugogawa. |
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