大坂冬の陣の最中、徳川方の小姓・森権太夫は伝令の帰りに急に小便がしたくなった。しかしそこで小便をすると、矢玉が飛び交っている中で恐怖のために漏らしたと笑われてしまう。そこで権太夫は城の方に向かって大声で叫んだ。 「小便をしたいので射撃をやめてくれ!」 するとそれを聞いて豊臣軍が発砲を中止してくれたため、権太夫は用を足したあと、また大声を叫んだ。 「感謝する。では戦を再開してくれ!」 この大胆な行動に敵味方とも感心した。(『大坂陣聞書』)。