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本町橋のこと
「豊臣軍の船場の城兵などが石川忠総の攻め口の橋を焼き落とそうとしましたが、石川軍が鉄砲で打ちすくめ守り通しました。幸いに蜂須賀至鎮が大軍を率いて近所に陣を構えているので、これと陣を代えて橋を守らせましょう」 しかし何の返事もなかったため、その場にいた永井直勝も二人の後押しをした。 「急いで蜂須賀殿に守らせましょう。もし橋を焼き落とされたら城を攻めるのが難しくなります」
すると家康は怒り出し、傍らにあった長刀を取って直勝を追いかけ回した。松平右衛門大夫が家康の長刀に取り付き、なんとかなだめてその場を収めた。落ち着いた家康は怒った理由を語った。 |
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