≫
四方山話≫
【逸話の紹介】→
次の話
|
誰が一番?
「九鬼軍一番乗り」 と叫んだ。忠勝は大いに怒り反論。 「一番は忠勝だ。大将もいないのに一番と言えるのか」 しかし九鬼の兵士達も負けずに抗議した。 「舟戦の法を知らないのですか。敵船を乗っ取って勝鬨を上げたのは我々です。旗を立てたのも誰もが見ている。一人で乗り込んで戦うのは匹夫の勇です。九鬼は舟手の大将なので匹夫の勇のような真似はせず敵を討つのに部下を使います。それに敵が負けたのはこちらの兵がたくさん乗り込んだので逃げ出したからです。それに乗じての働きは『驥尾(駿馬の尾。転じてすぐれた人の後ろの意)に付くハエ』『虎の威を借る狐』のようだ」
激怒した忠勝は刀を抜き斬りかかろうとし、九鬼の兵士達も取り囲もうとした。そこで小浜政次と千賀嘉隆の二人が両方の仲裁に入った。 |
≫
四方山話≫
【逸話の紹介】→
次の話
|