朝比奈泰倫

(あさひなやすつぐ)

生没年:1547〜1633年/ 身分:駿河徳川家の家臣/ 官位(通称、号):惣左衛門

長篠古戦場
泰能が活躍した愛知県新城市にある長篠古戦場

 遠江掛川城主で今川家の家臣・朝比奈泰能の三男として駿河に生まれる。泰倫は今川氏真に仕えて氏真が北条家に落ち延びる際にも従った。長篠の戦いで氏真の使者として徳川家康の陣に赴き、武田軍の重臣・内藤昌豊を討ち取る。その功で家康は氏真から泰倫を貰い受け家臣となり、1330貫を与えられた。
 その後、小牧・長久手の戦い、小田原攻めで功がある。1602年に近江国内で1千石を与えられた。1603年に徳川頼宣に付けられ水戸へ移り、大坂の陣に従軍する。1619年の頼宣の紀伊移封にも従い家老となった。1633年9月13日死亡。

管理人・・・名前の読み方は『やすのり』という説もあります。

参考文献三百藩家臣人名事典戦国人名事典・和歌山県史

UPDATE 2005年2月21日
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