第26章:家督問題(1588年)

 長宗我部信親が亡くなったことで、元親の跡を誰が継ぐかという問題が浮上してきた。元親には次男・親和、三男・親忠、四男・盛親がいた。しかし元親は二人の兄を差し置いて
「親和と親忠は他家を継いでいるので、盛親を家督と定め信親の娘を娶わす」
 という意向を示したため、元親を指示する家臣の久武親直らと、反対する吉良親実比江山親興らが対立。1588年に盛親の家督相続が決まり、反対派は家族も含めて徹底的に粛正された。
 理由については盛親への偏愛や親直の讒言などが知られるが、真相は不明。

UPDATE 2012年7月20日
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