谷左近(1551〜1611年)

官位・通称:神右衛門・左近
 谷氏は岡豊八幡宮の神職を務めた家。谷忠澄と同族。妻は福留儀重の娘と言われているが、左近と儀重は2歳しか離れておらず疑問が残る。長宗我部元親に仕える。
 1575年、元親が弓を射た際に弦が切れ放った矢が折れた夢を見た。気がかりになった元親が左近に相談したところ
「弓を引く強ければ弦が切れ、矢は使えば無くなる。今年出馬するべし、という吉夢である」
 と、八幡大菩薩のご神託を伝えた。これで元親は阿波出陣を決めたという。
 長宗我部盛親の改易後は浪人となり、1611年5月5日死去した。

高知県南国市岡豊町八幡1022に建つ岡豊別宮八幡宮
岡豊別宮八幡宮
UPDATE 2012年8月21日
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