香西清長(?〜1578年)

官位・通称:備前守
 香西佳清の弟・千虎丸の守役。佳清が疱瘡で盲目になると隠居させ、千虎丸を新たな当主に据えるべきだと主張し佳清派と対立。1578年1月、清長は藤尾城近くの成就院にて佳清派の重臣・香西資教と植松資正を斬って千虎丸と共に作山城に籠もった(成就院事件)。仇討ちのため城に資正の一族が押し寄せたが、千虎丸を傷つける訳にはいかず矛先が鈍る。そこで香西寺の住職・良運が仲裁に立ち、千虎丸を解放させ清長は備前に落ち延びた。
 同年、佳清に呼び戻され、十河存保に従って阿波重清城の救援に向かい、長宗我部元親軍と戦って戦死する。

美馬市美馬町字城53番地にある阿波重清城
阿波重清城
UPDATE 2011年4月10日
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