長(櫃屋)重則(生没年不詳)

官位・通称:勘解由
 浦戸の商人。長重長の嫡子。紀伊松江の住人だったが1585年の紀州征伐で没落し、長宗我部元親を頼って土佐に来た。しばらく吉良親実の客分となる。やがて浦戸に住み、五台山櫃ヶ谷に領地を与えられ屋号が櫃屋となる。山内一豊の入国後は高知城下に移住した。
 息子の櫃屋道清は播磨屋宗徳らと共に町年寄となり、野中兼山の執政時代に長崎での買い付けを任され重用されている。道清と宗徳が往来のために架けたのが、のちの播磨屋橋である。

高知市はりまや町にあるはりまや橋
はりまや橋
UPDATE 2012年5月13日
Copyright (C) 2012 Tikugonokami.