一条房基(1522〜1549年)

官位・通称:左近衛大将
 一条房冬の長男。土佐一条氏4代目当主。妻は大友義鑑の娘。房基の代から土佐の国人衆は土佐一条氏を軽視するようになる。
 そこで房基は権威を取り戻すために以前より対立していた津野氏を1543年に攻撃、1546年に降伏させている。次いで1547年、大平氏・波川氏・片岡氏・能津氏を降し高岡郡全土を手中に収めた。しかし同年、長宗我部国親によって土佐大津城を落とされている(異説有り)。
 他方、義父・義鑑が伊予への侵攻を行なった際に援兵を送っている。度重なる戦のため心労がたたったのか、1549年4月12日に自害した。

高知県四万十市中村にある土佐一条氏の居城・土佐中村城
土佐中村城
UPDATE 2011年12月10日
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