静岡県東部史跡巡り2011(1日目その3:狩野城・修善寺・源頼家の墓)

8.狩野城・・・伊豆市本柿木。標高190メートル。平安末期、狩野氏によって築城された。狩野茂光は源為朝を討ったことで知られる。その後、子孫は鎌倉幕府・後北条氏に仕えた。絵師として有名な狩野派の一族は狩野氏の末裔である。
感想:標識が多く駐車場も完備されており行きやすい。

(西郭)

(二重堀)

(中郭)

(空堀)


9.修善寺・・・伊豆市修善寺964。807年に弘法大師が開基。南北朝の戦乱に巻き込まれ火災に遭うなどして衰退したが、1489年に北条早雲が再興し曹洞宗に改宗された。
感想:温泉街なので賑やか。今回の旅行で初めて人がいるところに来た。

(山門)

(本堂。有名なので大寺院かと思っていたが、想像よりこりこぢんまりとしていた。温泉街として有名なのね)

(桂川。右に見えるのが弘法大師が霊泉を湧出させたといわれる独鈷の湯。修善寺温泉の元になったという)

10.日枝神社・・・伊豆市修善寺。修善寺の隣に建つ。弘法大師の建立。

(鳥居)

(境内にある信功院跡。源頼朝の弟・範頼が幽閉された。信功院はのちに庚申堂となるが、現在は写真の庚申塔が残るのみ)

(子宝の杉)

11.指月殿・・・伊豆市修善寺935。北条時政らによって修善寺に幽閉されたのち殺された源頼家の菩提を弔うため北条政子が建立。伊豆最古の木造建築と伝わっている。

(釈迦如来坐像)

(源頼家の墓)

(頼家の死後、遺臣が謀叛を企てたが挙兵前に殺される。墓はその遺臣13人の墓と言われる)

(指月殿の裏山にある源義経の像。チンギスハンをイメージしているとか。戦前の作品だからね・・・。400メートルくらい登るので訪れる人は少ない)


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