長宗我部フェス2011(1日目前半:吉田政重・安田三河守・吉田重康の墓)

 2011年5月21日(土)、第二回長宗我部フェスがあるというので高知県に行った。当日の本祭に参加しようと思ったが、戦国BASARAの元親役の声優トークショーとかがメインで、しかも限定180名って聞いていたからやめた。
 でも、あとで聞いたら声優さん関係以外は限定でも何でもなく、しかも地元の食材を振る舞う普通の祭りだったらしい。行っても良かったかも。

 まあ、そんなことはともかく今回は安芸郡の史跡巡り。やっぱりマイナーです。

1.吉田政重の墓・・・安芸郡田野町大野台地。大野台地というのは田野町と安田町の境にかけての台地の通称らしく、正式な住所は『田野町大野』。
 大坂夏の陣で敗れ落ち延びた政重は安田町で医者を生業としそこで亡くなった。当初、安田町の常光寺山に葬られたが、のち現在地に改葬される。
 墓所は『吉田やぶ』と呼ばれ、政重以降の吉田家一族の墓もある。
感想:詳細な地図をあらかじめ手に入れていたが、それでもさっぱり分からず近所の商店の方に案内してもらった。
「昔は子孫の人が主催の祭りがあったんだけどね。今はもうやっていないし、行く人すら見ないね。木も生えて昼間でも薄暗いし荒れ放題になっちゃってる」
 でも、言われるほど酷い状態ではなかった。長宗我部氏累代の墓くらいの感じ? 酷いと草に墓が隠れたり、倒れたりしているからね・・・。

(吉田政重の墓)

(吉田やぶ近くから見た室戸方面を望む。大野台地はこういった景色を楽しむところらしい)


2.忠魂墓地(常光寺山)・・・安芸郡安田町大字安田。多数の地元の名士が葬られている。
感想:広くて目的の墓を探すのに苦労した。あと大きな蜂が恐かった・・・。

(高松順蔵・千鶴(龍馬の姉)夫妻の墓)

(長宗我部氏の家臣・葉山五郎右衛門の墓。改易後は山内一豊より安田代官に任ぜられている)

(安田三河守の墓。父は安芸氏の旧臣。長宗我部元親・盛親に仕えた)

(長宗我部家の奉行として活躍した豊永藤五郎の墓)

3.安田八幡宮・・・安芸郡安田町大字安田。鎌倉時代の創建。神宝の大般若経は727年に庶民が財産を寄付して600巻が結写され、安田親信が奉納したもの。

(鳥居)


4.矢流(八流)古戦場跡・・・安芸市赤野甲のレストラン矢流にある。1569年7月、土佐の西部を支配する安芸国虎と、本山氏を降伏させ土佐中部で勢いに乗っていた長宗我部元親が激突した戦い。
感想:3年前に来たけど通りかかったので、もう一度撮影した。

(古戦場碑)

(レストラン矢流の駐車場から見た海)


5.吉田重康の墓・・・安芸郡芸西村西分。長宗我部氏の重臣で馬ノ上城主。安芸国虎が岡豊城を攻めた際に背後から攻撃して救ったことで知られる。
感想:丘の上の森の中にあった。

(途中あった石碑)

(この祠の中に重康の墓がある。開いて撮影するのは禁止、と近くにある永正寺の住職さんに言われた。永正寺は重康が創建したお寺らしい)


 史跡巡りはこれにて終了。予約してあるホテルがある高知市に向かった。

前半の感想:長距離運転&史跡巡りはさすがにハードだった・・・。

写真の提供についてはこちらをクリック


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA