龍門寺城(不破光治・木村重茲の居城)

住所:福井県越前市本町9-5

 曹洞宗。1299年、悦巌崇禅によって龍門寺が創建された。府中の南側にある要衝だったことから、1573年に朝倉義景から織田信長に寝返った富田長繁が本陣を構えるため龍門寺城を築いている。1574年、一向一揆勢に支配されるが信長は羽柴秀吉と明智光秀に奪回させている。1575年、府中に入った信長は当城を本陣として一向一揆の殲滅を行ない、その際、京都所司代・村井貞勝に「府中の町は死骸ばかりにて一円あき所なく候。見せたく候」と書き送ったのは有名である。
 1575年には府中三人衆の一人・不破光治が入った。1583年、賤ヶ岳の戦いで敗れた柴田勝家を前田利家が迎えたのが当城だと伝わっている。1585年、木村重茲が府中を支配し、1588年に城内の南隅に龍門寺を再興する。

(薬医門)

(薬医門の横に建つ城趾碑)

(本堂。境内がちょっとだけこんもりしているのは城の名残らしい)

(地蔵堂)

(土塁跡)

感想:周辺の道が狭くて寺の出入りに苦労しました。駐車場はあるのでご安心を。
 墓地が一段低い場所にありましたが、そこは城の堀跡だそうです。


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