千眼寺(色部氏の菩提寺)

住所:山形県米沢市窪田町窪田1861

 曹洞宗。1457年、越後平林城主・色部氏が菩提寺として城下に建立した。1598年、上杉景勝が会津に移封されると色部氏もそれに従い当寺を出羽の金山に移す。1601年、現在地に移転した。
 寺宝に木像勢至菩薩坐像、木像阿弥陀如来立像がある。

(本堂)

(色部家墓所)

(保呂羽堂。太閤検地の事業を直江兼続から引き継いだ色部長真が、保呂羽権現に安全祈願をして役目を終えることができたため建立したもの。1641年、害虫が発生した際に堂の下にある砂を田畑に撒いたところ、追い払うことができたため感謝の餅をついて奉納した。それが12月4日の年越し祭りで行われる裸餅つきの始まりである)


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亀岡文殊堂(直江兼続等詩歌百首帖)

住所:山形県東置賜郡高畠町亀岡4028-1

 日本三大文殊の一つ。807年、徳一が創建した。1602年、上杉景勝直江兼続・前田慶次ら上杉主従27人が詩歌会を催した際のほとんどの作品が「直江兼続等詩歌百首帖」として残っている。江戸幕府五代将軍・綱吉が帰依し中納言挌を与えられる。

(参道)

(筏舟和尚の像)

(鐘楼堂。以前はここに伊達政宗が奉納した古鐘があった)

(1914年に改築された亀岡文殊堂)

(縁結び観音が祀られている観音堂)

感想:大聖寺の本堂や仁王門に行くのを忘れていました…。伊達政宗が奉納した古鐘も大聖寺の山門近くにあるようです。


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安久津八幡神社(伊達氏所縁の神社)

住所:山形県東置賜郡高畠町安久津2011

 860年、円仁が地元の豪族・安久津磐三郎の協力を得て阿弥陀堂を建立した。後三年の役で勝利した源義家が鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を勧請する。置賜地方を支配した伊達氏、上杉氏の崇敬が篤かった。
 毎年、5月3日の春祭では倭舞と田植舞が奉納され、9月15日の秋祭では流鏑馬と延年の舞が奉納されている。

(鳥居)

(じじばば石。使われなかった鳥居の柱らしい)

(三島池)

(岩駒稲荷の後ろにある旗立岩。稲荷の本殿のようなものらしいが…)

(県の指定文化財・三重塔。1625年に創建され、1797年に再建された)

(舞楽殿)

(飢饉の際、独断で上米蔵を施して村人を救った代官・山中太郎右衛門を讃えるために建てられた山中神明宰)

(耳の神様?)

(拝殿に続く参道)

(拝殿)

(1765年に再建された本殿)

感想:神仏習合の時代の面影を色濃く残す神社でした。


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