少林山達磨寺(高崎だるま発祥の寺)

住所:群馬県高崎市鼻高町296

 黄檗宗。創建年代は不明だが、碓氷川のほとりにあった観音堂が始まりだと伝わる。延宝年間(1673~1680年)、碓氷川が大洪水のため氾濫した後、村人が黒光りして良い香りを放つ古木を見つけ観音堂に納めた。1680年、一了という行者が、霊夢に出てきた達磨大師の「霊木があるから、そこで私の坐禅像を彫れ」という命で観音堂に行き、古木を使用して大師の坐禅像を彫り祀った。この噂が広まり1679年に前橋城主・酒井忠挙が城の裏鬼門を護る寺として開基したのが達磨寺である。
 高崎だるま発祥の寺で、現在は正月6・7日にだるま市が開かれている。

(霊符堂)

(霊符堂の達磨)

(観音堂)

(庚申塔)

(招福の鐘)

(大講堂)

感想:普通車だと一番上の駐車場まで上がれますが、大型車は下しか駐車場が無くご高齢の団体客は徒歩で上がらないといけないため大変そうでした。


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山名八幡宮(山名氏発祥の地)

住所:群馬県高崎市山名町1581

 祭神は玉依比売命・品陀和気命・息長足比売命。安元年間(1175~1177年)、当地・山名郷に入り山名姓を称した新田義範は、宇佐八幡宮を勧請して創建し武神として崇敬した。山名氏の中では応仁の乱で西軍の総大将となった宗全が有名である。室町時代に山名氏が山陰に拠点を移してからも山名郷との繋がりは切れず維持管理を行なった。現在は安産と子育ての神として知られている。

(鳥居)

(たちわりの石。1600年、井伊直政の許しを得て、馬庭念流中興の祖・樋口定次が天真流の村上天流と試合をする直前、当社に参詣し21日目の満願の日、木刀でこの石を断ち割った。そのご利益で試合では天流に勝っている)

(鳥居と神門の間には上信電鉄線が走っているため、地下道を通る必要がある)

(境内を走り抜けていく上信電鉄線の列車)

(神門)

(二の鳥居)

(全国の山名氏の末裔が奉納した神馬像)

(拝殿。当社には後醍醐天皇の孫・君長親王が安産と子育ての祈願に訪れている、と書いてあった)

(裏神様。本殿の裏から参拝できるようになっている。自分は初めて見た)

(本殿)

感想:地元の山陰にゆかりのある山名氏と関係があるため、一度は行こうと思っていましたがなかなか行く機会が無く…。今回念願叶ってやっと来られました。


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善導寺(榊原康政の菩提寺)

住所:群馬県館林市楠町3692

 浄土宗。708年に行基が開基した。1276年、良暁によって再興され現在の寺号となる。戦国時代になると再び衰退するが、1590年に館林城主となった榊原康政の保護を受け谷越(現在の館林駅前)に移転され伽藍が整備された。徳川宗家からの崇敬も篤く1615年には関東十八檀林の一つとなる。1990年、館林駅前の再開発に伴い現在地に移転された。

(参道。右に駐車場があります)

(山門)

(参道その2)

(弁天堂)

(薬師堂)

(本堂)

(本堂の裏にある庭園)

(榊原康政の墓)

榊原康勝の墓)

(大須賀忠政の墓)

感想:写真では分かりづらいですが、康政の墓はかなりの高さがあります。榊原家墓所は2011年の東日本大震災の際、倒壊しましたがご覧の通り2014年には修復されています。


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