戦国武将と高野山奥之院 石塔の銘文を読む

 高野町教育委員会より「大名調査委員」を委嘱されてる木下浩良さんが、高野山奥之院を何年にも渡って調査された成果を本にされたもの。標注が立っているものも紹介されていますが、ほとんどが銘文から誰の石塔かを調べられてます。
 小早川隆景、吉川元春、津軽為信、南部利直、前田利家、浅井長政…、と二度ほど行ったことがある自分も知らなかったものが大半でした。
 奥の院に戦国武将の供養塔(逆修墓)を参りに行かれた方は多いでしょう。そこで「この武将の墓はないのか…」「○○家墓所と一括りにされているけど自分の好きな武将の墓はどれだろう」という体験をした方もまた多いと思います。そういう方に読んで欲しい本です。地図も載っているので次回の奥の院参りの際に役立つでしょう。
 まだ未調査の区域もあるため載っていない武将もいますが、続編も出る予定だということなのでそちらに載ることを期待しましょう。私としては香宗我部親泰しか分かっていない長宗我部一族のお墓が見つかることを願っています。

(著者の木下さんの地元・柳川を治めていた立花宗茂の五輪塔。一番思い入れがあるとのことで載せてみました)

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戦国武将と高野山奥之院 石塔の銘文を読む」への2件のフィードバック

  1. この本、先日、名駅のジュンク堂で見つけ、
    購入しました。
    凄いなと思いました。
    マニアックすぎです。

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