東根城(里見家の居城)

住所:山形県東根市本丸南一丁目1番1号

 小田島城とも。1347年、小田島長義が築城した。1395年、天童頼直の息子・里見頼高が城主となる。その後、里見家は最上義光の家臣となるが、1622年に最上家が改易されると城は幕府の管轄となった。1661年、廃城となり陣屋が置かれた。
 現在は本丸跡に東根小学校が建っており遺構はほとんど残っていない。

(東根小学校にある東根の大ケヤキ。国指定特別天然記念物である)


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養源寺(里見景佐霊屋)

住所:山形県東根市本丸東1ー31

 曹洞宗。1394年、のちの東根城主・里見頼高が開基し里見家の菩提寺となった。1604年、東根城三の丸に移転される。

(山門)

(本堂)

(近くに建つ8代当主・里見景佐の御霊屋)

(景佐の御霊屋にある五輪塔)

(御霊屋近くに建つ里見家累代の供養塔。里見家は最上家に仕えたが、最上家の改易後は阿波の蜂須賀家に召し抱えられた。そのため9代当主以降は徳島市の丈六寺に墓がある)

(里見家を祀る神社だろうか)

感想:近所の小学校(東根城跡)で運動会があり一部の方がお寺の駐車場に駐めて一杯になっていたため、駐車するのが大変でした…。


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若木神社(最上家親所縁の神社)

住所:山形県東根市大字神町字東屋裏57

 疱瘡(天然痘)を治療する神を祀っていることで知られる。歴代の山形城主の崇敬を受け、1613年に最上家親が、1662年に酒井氏が本殿を再建した。1674年、松平氏が石鳥居を寄進している。1800年に信徒等によって本殿が再建された。
 1942年、海軍の飛行場建設に伴い若木山の山頂から現在地に移転される。

(鳥居)

(湯殿山の碑)

(社殿)

(奪衣婆(だつえば)。冥土に行く途中にあるという三途の川の岸の衣領樹の下にいて、亡者の衣類をはぎ取って樹上の懸衣翁に渡すといわれる老女の鬼。三途河の婆)

感想:若木は「おさなぎ」と読みます。


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